2017年08月27日
これからのスタンダード?〜SETWEAR製ステルスグローブインプレ〜
皆さんアロハ(夏仕様)、管理人です、
前回の2Bちゃんインプレ記事にてSETWEAR製のステルスグローブをちらっと紹介しましたが、改めてインプレを書こうと思います。
実は今回の記事は、深見真センセの作品に付いて語る為の「準備回」としてガンアクション小説についてクドく語るつもりでした。
しかし書き上げないうちに一通の便りが届きました、差出人は友人、この時代にCメールでした、開きました。
「お前手だけでデブだって分かるな、痩せたら?(意訳)」
ムカついたので手袋インプレ書きます。
問題の画像、手だけでデブと分かる、ムカついたので手袋インプレ書きます。
気を取り直して。
皆さんサバゲーに使うグローブは何を選んでいるでしょうか?
安く使いやすく手に入りやすい安定のメカニクスでしょうか?
それか最近流行りのPIGでしょうか?
或いはド定番のOAKLEY?お高いワイリーX?ロースクールなノーメックス?軍手?青いゴム手?
はたまた拘りを持って選んだその他色々でしょうか?
アウトドアリサーチ、キャメルバッグ、ペツル、M-TECH、ガングローブ、5.11、ブラックホーク枚挙に暇はありません。
上に挙げたメーカーの中でもライトデューティー向けだったりヘヴィデューティー向けだったり、更にそもそもタクティカルラインでは無い別のラインの製品だったり。
SR16インプレ編でもちらっと書きましたが手と言うのは非常に敏感な器官です、グローブなど爪先の長さがほんの一ミリ違うだけで付け心地が大幅に変わります。
そして言うまでもなく個人差も大きい器官ですので、ある人にとって全く合わないモデルでもある人にとっては最高の道具となる可能性があります。
ですから合うグローブを求めるとなれば、サイズは勿論素材、縫製等を良く確認しなければなりません。
詰まるところ「付けて見なければ分からない。」
なんてこったここまで語ったのに一行で無駄にしてしまった。
手だけは割りとイケメンな自信があったんですけどねえ、最近また太っちゃったかな。
前回測った時は82キロありました、身長は181あります、ラグビーやってました(自慢気)。
もろもろ無かった事にしましょう。
人によっては値段も重要な要素でしょう。
グローブは使えば使うだけ馴染み、故に傷む消耗品です。
銃を保持するためだけでなく、坂や山を登る為に木を掴んだり、砂利轢きの地面に手を付いたり、重い負担を受けるのがサバゲーで使うグローブです。
大体どのグローブでも数回もフィールドで使えば痛みが目に見えます。
上で挙げたワイリーXの代表的なグローブ、TAG-1等憧れてはいますが、買ったところでフィールドで使う気になれるかどうか……
ワイリーXのTAG-1、お値段二万YENなり
しかしながらそんな道具だからこそ気に掛け追い求めるのは楽しい事であります。
ちゃんと種類が山ほどあるのであれば条件は多ければ多いほど楽しいです。
手に合う品に巡り会えた時の歓びは何とも言い難いです。
管理人はグローブをどうこうするの大好きです。
まだ更新四回目なのに「毎度の事ながら」を使うとは思いませんでしたが使います。
毎度の事ながら前置きが長くなりました、本題のインプレに参りましょう。
アメリカはSETWEAR社製ステルスグローブ(グリーン)です。
届いた時のパッケージ、海外の質の悪いビニールのテカり好きよ
こちらのグローブなんですが、実はシューティンググローブではありません。
元はハリウッドのカメラクルー向けのグローブらしく、F1のピットクルー向けに作られたメカニクスのグローブが兵士にピックアップされたのと出自は似ています。
余談ですが民間の用品が本職のオペレーターに気に入られて軍用品としても広まるケースは他にもありますね、ヘルメットなんか代表的でしょうか。
↑
使用例です。
現在本職の兵士による使用は確認出来ていませんが、シューターやタクトレ愛好者の間で流行り始めて居るようです。
カラーバリエは少なめですがブラック、グリーン、サンドと困ることは無い色があります。
人差し指にあしらわれたロゴがなければ地味なデザイン、俺ちゃんこういう配置も好き。
↑
こちらはカスタムメーカーであるストライクインダストリー社(ストックとか有名ですね)のインスタグラムから。
推してます。
ナイロンとポリエステルで出来ています、掌の物を保持するのに負担が大きく掛かる部位には裏地が縫い付けられています。
固定には控えめなサイズのベルクロを使います、加不足なく使いやすい。
メカニクスのオリジナルですと大きくプラつく割に粘着力がすーぐ駄目になったりします。
画像だと厚手に見えますが実際触り、つけてみると全体的にやや薄手の造りと言う事が分かります。
名前がまずステルスグローブ(存在感の薄いグローブ)ですのでこれ以上厚手の作りですとその名は冠せないでしょう。
肝心の付け心地ですがこれがまた……いいっすねえ!!
メカニクスのオリジナル準拠のグローブと比べてまず伸びます。
あちらは指や手を最初から太目にしたゆとりあるルーズな造りで大勢のユーザーに適合する様なデザインですが、こちらは伸縮性を持たせることにより上手いこと全体的にフィットするようになっています。
管理人の買ったこちらのサイズはMです。
管理人の手はアメリカサイズでもL以上が適合する事も多いのですが、SETWEARのウェブサイトにあったサイズ案内ではMでもどうやらいけそうだったので、少しタイトなサイズから手に馴染み伸びる事を期待してMにしました。
結果は大正解、届いてから暇がある毎に付けてにぎにぎしたら無事伸びてくれました。
SETWEAR sizing chart
小から大に合わせるか、大から小に合わせるかの思想の違いはさながらAKとARの対比のようですね(ちがうか)。
メカニクスの夏向けモデルVENT、こちらのサイズはLL。
縦の余り→水かきが出来てしまう様な事はありませんが、SETWEARと比べて横の余り→ダボ付きがあるのがお分かりいただけるでしょうか?
XDMを握って見ました、これで伸縮性が少しは伝わったら嬉しいです。
ピッタリな造りであるので銃の操作にまごつく事はありません。
元が大から小まであるカメラのボタンを状況に応じて操作しなければいけないカメラクルー向けなだけあります、素晴らしい。
指の横腹には薄い生地が配置してあります、ある程度の通気性を確保する為だと思います。
おっと裏地を縫い付ける為の縫製が少しほつれてしまっていますね。
前回の記事であった様にこのグローブも日頃から仕事で使う為に持ち歩いているのですが、ガラ(解体工事で出る廃材の事です)を片付けるのに使ったからだと思います。
がしかーし!その割には傷みはこれだけです。
ガラを構成する物と言えばささくれ立った木材や鋭利ですらあるコンクリートの塊ですので、普通のホムセンで買える軽作業用グローブであれば一日もやっていれば穴が空きます。
穴があくまで行かなくとも引っ掛けた跡や雉の磨り減りが目について然るべきです。
それが無い、縫製が僅かにほつれただけ。
このタフネスっぷり、装着感だけでは務まらない戦闘行為にピックアップされるに足る理由です。
まじで頑丈ですよ!
お気に&出番の多いグローブ三種を並べて見ました。
一番上のナックルガード付きグローブはイギリスはWAS社製(例の何でも入るホルスターで有名、ホルスターも持ってます)の物です。
これも中々良い物ですよ。
こうして見ると一番カジュアルに見えますね、やっぱり持ち歩くにもよし。
ここまでこのグローブの良い点を書き連ねてきましたが、ここらで悪い点も探して見ましょうか。
えーとですね、思いつかんとです(歯切れ悪く)。
と言うのもですね、純粋に優れていると言うのもありますが、消耗品として見た時の重要なファクターである値段もお安めなんですこれ。
散々メカニクスと比較する様な事を書きましたがそれもひとえに同価格帯だからです。
メカニクスのオリジナルが3000円前後なのに対し、SETWEARは3500円程で買えました、民生品の強みです。
強いて言えばメカニクスに比べて入手性はまだまだでしょうが、それでも日本国内の通販で入手は可能です。
管理人は撮影機材の通販サイトさんから買いました。
これは別の話なのですがこちらゴールデンウィーク前に注文したのですが、そのサイトから注文確定メールが届きませんでした。
「まあゴールデンウィーク挟んでるし」と気楽に居たのですが、ゴールデンウィークが明けて一週間経っても音沙汰なし。
流石に不安になって問い合わせてみるかと思っていた所、サイトを運営してる会社さんから電話がきました。
「お支払の方どうなっていますか(半ギレ)?」
あちらの言う事によるとメールは送られていると言うことでしたが、こちらも届いてないと返しお互いうーんとなってしまいました。
会社情報に記載されていた口座に振り込む事で取引は完了しましたが、どうやら管理人の使っているキャリアメールの不具合と言うか不親切な所が悪さしたようです、全く困ったもんです。
まあそんな事は置いといて値段を考えればこれは良いものだと言いたい!それこそが言いたい!!
あっそうだ、もしこのブログをサバゲーショップの方が見ていましたら!見ていましたら!!
是非仕入れて頂きたい!俺ちゃんも安定した買い先がほしいの!!
同社の別製品をアマゾンで探した所送料に9000円かかる事が判明しました。
マジで火星からマスドライバーで打ち出して発送とかするんでしょうか。
流石に高価格な軍用グローブと比べれば丈夫さや耐熱・耐火性等に劣る事は確かでしょう。
ですがそれは他の民生品、メカニクスにおいても同じ事です。
米軍でもメカニクスの使用が見られたのは一時期の事で、現在は使用例が見られません。
これはIEDに苦しめられた故耐火性を重視しての事だと聞きます。
しかしながらその有用性は広まり、現在でも耐火性を考慮する必要の薄い他国の軍隊、LEや民間のシューティングや日本におけるサバゲーで、そのクールなデザインは今日も人々の手を守り、人体の機能をアシストしています。
自衛官の助けになるメカニクス
まだまだ使用例は少ないSETWEARのグローブですが、メカニクスの例と同様にその需要に広がりを見せる可能性は充分にあります。
そうそれこそサバゲーフィールドでの新しいスタンダードとなり得るポテンシャルを秘めていると思います。
もしメカニクスからの買い替えを考えている、もしくはもう一双欲しい、或いはマイナーなものが欲しいと言う管理人の様なへそ曲がりな方。
SETWEARのステルスグローブはいかがでしょうか?
これおすすめですよ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
管理人はこのブログの登録時点で6666番目のミリブロオーナーになってました。
俺近いうちに死ぬかもしれんな
Posted by フユト at 06:40│Comments(0)
│装備ネタ