2017年08月30日
(ガン)アクション小説を語ろう 〜始めに編〜
皆さんこんにちは、管理人でございます。
昨日のJアラートは皆さん届きましたか?
管理人は茨城の住まいなので届いたのですが、いざ発令されてもどうしたら良いのかと言う気持ちが強かったです、祈る事しか出来ない。
まあ核やそれに準じる兵器の使用の可能性を知らされてもできる事など限られてますが、実質的な回避手段を持たない、身を置けるだけの地下空間や丈夫な建物が近くに所在しない田舎町に住んでいると中々不安なものでした。
茨城以北対象と言う事で管理人が住む県南が被害を受ける可能性は少ないとは思ったのですが、対象として充分可能性があった地域にお住まいだった方の心中はいかばかりかと思います。
あんなに迷惑なモーニングコールがあって良いのでしょうか、どうせされるならあんなカリアゲからじゃなく女の子からが良い(心の叫び)
ーーーーーーーーーーーーーーーー
皆さん小説はお読みになりますか?
管理人はまあまあ読みます、昔と比べて量は格段に減りましたが枕元には本が散らばっています、整頓が出来ないだけとも言います。
世の中には様々なジャンルの小説で溢れています。
軽く本棚の前に立ってみればSF、学園、恋愛、ミステリー、ファンタジー、ホラー、ハードボイルド等々。
皆さんの本棚にもありとあらゆるジャンルの本が並んでると思います。
ではアクション小説、殊にガンアクション小説を愛読していると言う方はいらっしゃいますでしょうか?
分かっています、ミリブロで聞いてんだからそれなり以上にいらっしゃる事でしょう。
・欧米の特殊部隊出身の作家が書いた特殊部隊物。
・ゲームでお馴染みのトム・クランシー作のスペクタクル、UBI's server is potato。
・GATEやSAO二部、再アニメ化に湧くキノの旅等アクションライトノベル。
銃が出てくる、アクションをやっている小説はあります。
しかし、しかしです。
皆さんちょっと考えてください、上に上げた小説群が「純粋なガンアクション小説」と言えるか、を。
何を主張したいのかと言うとですね。
「意外とない。」
これです。
実のところガンアクションと言えるだけガンアクション描写が多い小説と言うのは案外無い物なんですね。
特殊部隊出身の作家が書く小説は当然ながらリアリティ重視です。
実際に軍隊生活を経験し、最精鋭として危機と向き合った作家によるエンターテイメントは銃の描写やガンアクションの面白みに比重を置きません。
銃や装備の説明など一行で終わります。
「敵兵が二人並んで歩いている。あの間隔で二人ならバースト射撃一回で二人共無力化できる。そう判断し、トリジコン製スコープ付きのM4を撃った、当たった、死んだ。次行こう。」
こんな物です。実際そんな物なんだろうと思います、納得はしています。
多くの場合特殊部隊出身の作家が描く話のメインはあくまで一兵士の特殊部隊員が陰謀に巻き込まれ、理不尽に耐え、また立ち向かうと言うものです。
まあ特殊部隊出身作家にケレン味とかそう言うの求めるのはナンセンスだけど、それは置いといて「この判断、選択、ノリは兵士にしか分からない。兵士ならわかる。」って描写多過ぎと俺ちゃんは思うよ。
こんなの、この作家さんが書く主人公は基本「兵士ってつれーなあ」って思ってる
ではトム・クランシーはどうでしょう。
軍事小説家の代名詞と化した印象すらある今は亡き御大ですが、その称号の通り軍事小説家としての活動が大半でやはりガンアクションにフィーチャーした著作は無いと言って良いです。
元からして軍事シミュレーション小説で身を立てた人ですからね。
スプリンターセルの原作などフィッシャーおじさんは武器の携帯すらしてないそうです。
身に着けた格闘技、クラヴマガ一本で潜入しているとか(ここにきてwiki情報)。
しかしながら彼のアクションセンスは今ビデオゲームの世界で確実に息づいています。
リアリティとエンタメ性の良いバランスを突く作りは文句が濁流の様に流れ出ながらもプレイしちゃう理由です。
余談ですが彼自身は意外な事に軍隊経験が無かったそうです。
それでいてアドバイザーとして米軍に招諾された事すらあると言うのですから、やはり凄い人だったんですねえ。
新オペ来たらまずELAちゃん解放します
そしてライトノベルの中のアクション作品です。
重ねてになりますが銃が出てくる、アクションをやっているライトノベルと言うのは多いです。
と言うか今更アレですが普通にガンアクション小説と呼びたい作品が一番ある世界だと思います。
ここまでやって何となくお分かり頂けたと思いますが、日本の銃ヲタがガンアクションを求めて読むならラノベをチョイスするのがド安定です、マジで。
考えてみれば道理なのですが、やはり日本の銃ヲタが求める物は日本の銃ヲタが供給しやすいのです。
海外の銃器フォーラム等覗く方は「あー」と思っていただけると思いますが。
日本においてはウィルソンコンバットの1911よりスプリングフィールドのTRPの方が通りは良いでしょうし、日本人は弾のメーカーがどうだのと言いません。
日本のアクションライトノベル作品では単に面白いビジュアルや性能の銃、ある種のキャラ付・擬人化が容易な銃が好まれ、よく出演しています。
(私見でございます。)
が、故にガンアクションとしてはカジュアルと言える作品が多いのがライトノベルの中のアクション作品です。
ヲタが楽しむには不足無いが、マニアが知識欲を満たす意味で楽しむには足るかどうか。
銃撃戦の面白さは伝わるが、銃の面白さは伝わるか(読み手側の興味・知識が必要になります)。
ここに特筆すべきと思ったので記しておきますが、カジュアルなのは決して悪い事ではありません。
間口が広いのは良い事です。
こと楽しむ事に、楽しませる事を重視した場合、そうあれば嬉しくそうする気があるならそうすべきです。
世の中には己の好みに100%マッチしていなければ糞と同じと断じてしまう様な、凡そ生きるのに向いてないとしか思えない価値観の人もいますが、私はその価値観がのさばる事だけは回避すべきと思います。
話がつまんない方向に行く前にまとめましょう
「では何がガンアクション小説らしいガンアクション小説と言えるのか」
マニアが知識欲を満たすのに足る日本のガンアクション小説があるのか、ひいてはディープからカジュアルまで請け負える日本の作家さんはいるのか?
いるのです、それこそが、その人こそが深見真と言う作家でありその人の作品です。
以上始めに編でした。
次回、語ります
昨日のJアラートは皆さん届きましたか?
管理人は茨城の住まいなので届いたのですが、いざ発令されてもどうしたら良いのかと言う気持ちが強かったです、祈る事しか出来ない。
まあ核やそれに準じる兵器の使用の可能性を知らされてもできる事など限られてますが、実質的な回避手段を持たない、身を置けるだけの地下空間や丈夫な建物が近くに所在しない田舎町に住んでいると中々不安なものでした。
茨城以北対象と言う事で管理人が住む県南が被害を受ける可能性は少ないとは思ったのですが、対象として充分可能性があった地域にお住まいだった方の心中はいかばかりかと思います。
あんなに迷惑なモーニングコールがあって良いのでしょうか、どうせされるならあんなカリアゲからじゃなく女の子からが良い(心の叫び)
ーーーーーーーーーーーーーーーー
皆さん小説はお読みになりますか?
管理人はまあまあ読みます、昔と比べて量は格段に減りましたが枕元には本が散らばっています、整頓が出来ないだけとも言います。
世の中には様々なジャンルの小説で溢れています。
軽く本棚の前に立ってみればSF、学園、恋愛、ミステリー、ファンタジー、ホラー、ハードボイルド等々。
皆さんの本棚にもありとあらゆるジャンルの本が並んでると思います。
ではアクション小説、殊にガンアクション小説を愛読していると言う方はいらっしゃいますでしょうか?
分かっています、ミリブロで聞いてんだからそれなり以上にいらっしゃる事でしょう。
・欧米の特殊部隊出身の作家が書いた特殊部隊物。
・ゲームでお馴染みのトム・クランシー作のスペクタクル、UBI's server is potato。
・GATEやSAO二部、再アニメ化に湧くキノの旅等アクションライトノベル。
銃が出てくる、アクションをやっている小説はあります。
しかし、しかしです。
皆さんちょっと考えてください、上に上げた小説群が「純粋なガンアクション小説」と言えるか、を。
何を主張したいのかと言うとですね。
「意外とない。」
これです。
実のところガンアクションと言えるだけガンアクション描写が多い小説と言うのは案外無い物なんですね。
特殊部隊出身の作家が書く小説は当然ながらリアリティ重視です。
実際に軍隊生活を経験し、最精鋭として危機と向き合った作家によるエンターテイメントは銃の描写やガンアクションの面白みに比重を置きません。
銃や装備の説明など一行で終わります。
「敵兵が二人並んで歩いている。あの間隔で二人ならバースト射撃一回で二人共無力化できる。そう判断し、トリジコン製スコープ付きのM4を撃った、当たった、死んだ。次行こう。」
こんな物です。実際そんな物なんだろうと思います、納得はしています。
多くの場合特殊部隊出身の作家が描く話のメインはあくまで一兵士の特殊部隊員が陰謀に巻き込まれ、理不尽に耐え、また立ち向かうと言うものです。
まあ特殊部隊出身作家にケレン味とかそう言うの求めるのはナンセンスだけど、それは置いといて「この判断、選択、ノリは兵士にしか分からない。兵士ならわかる。」って描写多過ぎと俺ちゃんは思うよ。
こんなの、この作家さんが書く主人公は基本「兵士ってつれーなあ」って思ってる
ではトム・クランシーはどうでしょう。
軍事小説家の代名詞と化した印象すらある今は亡き御大ですが、その称号の通り軍事小説家としての活動が大半でやはりガンアクションにフィーチャーした著作は無いと言って良いです。
元からして軍事シミュレーション小説で身を立てた人ですからね。
スプリンターセルの原作などフィッシャーおじさんは武器の携帯すらしてないそうです。
身に着けた格闘技、クラヴマガ一本で潜入しているとか(ここにきてwiki情報)。
しかしながら彼のアクションセンスは今ビデオゲームの世界で確実に息づいています。
リアリティとエンタメ性の良いバランスを突く作りは文句が濁流の様に流れ出ながらもプレイしちゃう理由です。
余談ですが彼自身は意外な事に軍隊経験が無かったそうです。
それでいてアドバイザーとして米軍に招諾された事すらあると言うのですから、やはり凄い人だったんですねえ。
新オペ来たらまずELAちゃん解放します
そしてライトノベルの中のアクション作品です。
重ねてになりますが銃が出てくる、アクションをやっているライトノベルと言うのは多いです。
と言うか今更アレですが普通にガンアクション小説と呼びたい作品が一番ある世界だと思います。
ここまでやって何となくお分かり頂けたと思いますが、日本の銃ヲタがガンアクションを求めて読むならラノベをチョイスするのがド安定です、マジで。
考えてみれば道理なのですが、やはり日本の銃ヲタが求める物は日本の銃ヲタが供給しやすいのです。
海外の銃器フォーラム等覗く方は「あー」と思っていただけると思いますが。
日本においてはウィルソンコンバットの1911よりスプリングフィールドのTRPの方が通りは良いでしょうし、日本人は弾のメーカーがどうだのと言いません。
日本のアクションライトノベル作品では単に面白いビジュアルや性能の銃、ある種のキャラ付・擬人化が容易な銃が好まれ、よく出演しています。
(私見でございます。)
が、故にガンアクションとしてはカジュアルと言える作品が多いのがライトノベルの中のアクション作品です。
ヲタが楽しむには不足無いが、マニアが知識欲を満たす意味で楽しむには足るかどうか。
銃撃戦の面白さは伝わるが、銃の面白さは伝わるか(読み手側の興味・知識が必要になります)。
ここに特筆すべきと思ったので記しておきますが、カジュアルなのは決して悪い事ではありません。
間口が広いのは良い事です。
こと楽しむ事に、楽しませる事を重視した場合、そうあれば嬉しくそうする気があるならそうすべきです。
世の中には己の好みに100%マッチしていなければ糞と同じと断じてしまう様な、凡そ生きるのに向いてないとしか思えない価値観の人もいますが、私はその価値観がのさばる事だけは回避すべきと思います。
話がつまんない方向に行く前にまとめましょう
「では何がガンアクション小説らしいガンアクション小説と言えるのか」
マニアが知識欲を満たすのに足る日本のガンアクション小説があるのか、ひいてはディープからカジュアルまで請け負える日本の作家さんはいるのか?
いるのです、それこそが、その人こそが深見真と言う作家でありその人の作品です。
以上始めに編でした。
次回、語ります
前回の記事結構力入れて書いたのに新着に表示されなかったじゃん!されなかったじゃん!
道理で妙にPV少ないと思ったわ!
http://bkab.militaryblog.jp/e873684.html
良ければついでに読んでって下さい(PV乞食)
道理で妙にPV少ないと思ったわ!
http://bkab.militaryblog.jp/e873684.html
良ければついでに読んでって下さい(PV乞食)
Posted by フユト at 06:08│Comments(0)
│小説ネタ